2008年06月28日

信じちゃいないけど、占いは大好きよ

たまにはマンガのネタもということで、「王様の仕立て屋」の話でも。
私は王様の仕立て屋の大ファンなんだが、このマンガに出てくるキャラの中だとベアトリーチェを特に気に入っている。
これは私の策士キャラ好きも理由の一つだが、正直ジラソーレの面子の中で一番キャラ立ちしていると思うんだよな。
そんな訳でベアトリーチェが出てくる話の中から特に気に入っているものを取り上げてみる。

王様の仕立て屋11巻「order66 紅の豚」より。

ベアトリーチェから
「天文学的な価値の美術品を自分の死出の道連れにすると公言してはばからないとある大富豪に対し、
その気持ちを翻させるだけの一着を作ってほしい」
という、いつもの無茶な頼みごとをされた我らが織部。
ロッソ・ヴェネツィアーノを身にまとわせ、彼のアイデンティティに訴えるという方法で何とかこの難事をこなしたのだが、
仕事が一段落した後でふと気になっていたことをベアトリーチェに尋ねてみた。

「でもお宅が星占いを信じてるとは意外だったね。案外かわいいところがあるじゃねえか」
彼女はこの仕事を織部に持ってくる際に、「星の巡りがいいからこの仕事は成功する」と言っていたのだ。

しかし彼女は肩をすくめてあきれ笑いを返す。
「バカ言わないで。天動説に基づいた星の動きが人間の運命を握っていると思う程私はロマンチストじゃないわ」
「でも星の巡りがいいとか言ってなかったか?」

首をかしげる織部に対し、ベアトリーチェはさらに説明した。

「占星術が当たるか外れるかは大して重要じゃないの。
政治家とか実業家とか、市場に影響を与える人物に占いを心の支えとしている人がいるって事が重要なのよ。
ダンドロ氏が事業の拡大に占星術で験担ぎしていたのはその筋では有名な話だったわ。
彼がペンキをかけられた日、彼の運命星のラッキーワードは『気分転換』『若者の意見』
これはチャンスとカチコミをかけたらあの敵の多い気難し屋があっさり初対面の私達に会ったでしょ?」

占星術を信じる人間の行動は、占星術を知ることで予測し、コントロールすることが可能であると平然と種明かしをするベアトリーチェだが、すべてが彼女の計算ずくであったことを知った織部は内心穏やかでない。
「ま…まさか、そういう占い好きの大物のリスト作って常に網を張ってんのか?」

思わず疑問を口にする織部に対し、彼女は小悪魔的な笑みを浮かべながらそれを肯定した。
「タロットやルーンストーンとかはその場限りの偶然性が強くてお手上げだけど、
占星術は一定の法則で動く天体が基準だから、予測が立て易いの。
信じちゃいないけど、占いは大好きよ

織部は「コエー、この女…」と戦慄しているが、私はこういうキャラ大好きだ。


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック