2008年03月05日

Science For All Americans:INTRODUCTION[0-1]-[0-3]翻訳

私がブログの用意をしている間にも皆ガンガン翻訳を開始しているので、私も負けじと翻訳開始。
私はイントロからスタートすることにします。
何だかんだでここが一番濃い部分だから気合を入れないと。
今回はまず[0-1]〜[0-3]まで。

 
 
INTRODUCTION
はじめに
[0-1]
This book is about science literacy. Science for All Americans consists of a set of recommendations on what understandings and ways of thinking are essential for all citizens in a world shaped by science and technology. Below, we discuss briefly how these came about and describe their nature and organization. But first we take up the question of why such recommendations are needed.
この報告書は科学リテラシーに関するものである。「すべてのアメリカ人のための科学」は、科学とテクノロジーによって形作られた世界に生きる、すべての人にとって必要不可欠な了解事項と思考様式に関する一連の提言から構成される。以下の文章で、我々はこれらの提言がどのように作成されたかおよび、その性質と構成について論じる。しかしまず最初に、我々はなぜこのような提言が必要となるのかという問題に取り組む。

[0-2]
THE NEED FOR SCIENCE LITERACY
科学リテラシーの必要性

Education has no higher purpose than preparing people to lead personally fulfilling and responsible lives. For its part, science education――meaning education in science, mathematics, and technology――should help students to develop the understandings and habits of mind they need to become compassionate human beings able to think for themselves and to face life head on. It should equip them also to participate thoughtfully with fellow citizens in building and protecting a society that is open, decent, and vital. America's future――its ability to create a truly just society, to sustain its economic vitality, and to remain secure in a world torn by hostilities――depends more than ever on the character and quality of the education that the nation provides for all of its children.
公教育の最大の目的は、人々が自ら充足し責任ある人生を送ることができるよう準備させることにある。その一例として、科学教育(科学、数学、技術分野における教育)は、彼らが自分の考えを持って、人生と正面から向き合うことができる思いやりのある人間となるために、必要となる理解と精神の習慣を発達させる手助けしなくてはならない。また、公明正大で礼儀正しい活力ある社会の建設や保護に、人々が同胞とともに注意深く参加していくためにも、科学教育が人々を準備させるべきである。アメリカの未来(真実正当な社会を創設し、経済的活力を保ち、戦争に引き裂かれた世界の中で安全なままでいる能力)は、かつてないほど国家が全ての子供に提供する教育の特性と品質にかかっている。

[0-3]
There is more at stake, however, than individual self-fulfillment and the immediate national interest of the United States. The most serious problems that humans now face are global: unchecked population growth in many parts of the world, acid rain, the shrinking of tropical rain forests and other great sources of species diversity, the pollution of the environment, disease, social strife, the extreme inequities in the distribution of the earth's wealth, the huge investment of human intellect and scarce resources in preparing for and conducting war, the ominous shadow of nuclear holocaust――the list is long, and it is alarming.
この危機は、個々の自己充足や合衆国の短期的な国益にはとどまらない。人類が現在直面している深刻な問題のほとんどはグローバルな問題である。例えば世界各地の歯止めの利かない人口増加、酸性雨、熱帯雨林その他の種の多様性供給源の縮小、環境汚染、伝染病、社会紛争、地球の富の分配における極端な不公平、戦争の準備・遂行のための莫大な人材・資源の投入、核による体力殺戮の不吉な影――リストは長い。これは憂慮すべきことである。


戦争云々の記述は、この報告書が出た当時はまだ冷戦が終わっていなかったという時代背景があることを思えば納得。
当時のアメリカは産業分野でも日本に追い越され、軍と産業の双子の赤字を抱えて四苦八苦していた頃だ。
この序文からは当時のアメリカが抱えていた危機感がありありと伝わってくる。
posted by 黒影 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | SFAA翻訳プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
[0-1]
"Below ..."以降の2文が抜けています。

[0-2]
"it should equip them"は『科学教育が人々を準備させるべきである』ではないでしょうか。
"to remain secure in a world torn by hostilities"は『戦争に引き裂かれた世界の中で安全なままでいる』ではないでしょうか。

[0-3]
"the ominous shadow of nuclear holocaust"が抜けています。
Posted by hoyt at 2008年04月07日 18:06
>hoytさん
ご指摘ありがとうございます。
早速修正しました。
Posted by 黒影 at 2008年04月09日 20:33
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