2008年03月09日

サイコムの榎木さんから連絡がありました

sivadさん経由で、サイコムの榎木さんからメーリングリストでこのプロジェクトを紹介したいというありがたい申し出がありました。
早速プロジェクト紹介のコメントを書いて送ったので、近いうちに流れると思います。
いや、実は肝心のメーリングリストがどこにあるのか知らなかったりするんですけどね。

 
 
 
送ったコメント内容はこんな感じ。
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Science For All Americans翻訳プロジェクト紹介
【Science For All Americans翻訳プロジェクトとは?】
 はじめまして。「Science For All Americans翻訳プロジェクト*1」発起人の
黒影と申します。本プロジェクトをご紹介いただいたことにまずはお礼申し上げ
ます。
 「Science For All Americans」とは、アメリカが1980年代から推進中の科学
教育改革プログラム、"Project 2061*2"において提出された報告書で、その内容
はアメリカ人が身につけるべき科学の基本的教養の定義と、どうやってそれを身
につけるかという具体的な教育計画のマイルストーンをまとめ上げたものです。
プロジェクト開始が1985年なので、実に76年がかりの遠大な計画です。この本は
タイトル通りアメリカ人に対して書かれたものではありますが、科学に対する考
え方、理科教育に対する意見など、非常に良い内容で日本人が読んでも十分過ぎ
るほど為になります。特に理系の教育者であれば、一度は目を通しておくべき内
容だと私は考えます。しかし残念なことに、このプロジェクトや報告書について
は、日本ではほとんど知られていません。この原因はいろいろあるかと思います
が、一番の問題はやはり言語の壁かな、と思います。英語の本を平気で読める日
本人は滅多にいないので、そこで挫折する人は多いでしょう。そこで今回、日本
人がScience For All Americansの内容にもっと気軽に触れることができるよう、
翻訳プロジェクトを立ち上げることにしました。
#(注)
#アメリカの動きに触発されたのか、日本でも文科省を中心に
#「Science for All Japanese」の活動があるのですが、
#翻訳物の公開には至っていません。*3

【プロジェクトを始めたきっかけ】
 私がこのプロジェクトを始めたきっかけは、はてなブロガーのsivadさんが書
いた、「Science For All Americans」を取り上げた記事*4を読んだことでした。
私は元々科学と社会の関わりに関心があり、自分のブログでも日々科学ニュース
に関する記事を書いたり、疑似科学の問題を取り上げたりしています。そのため、
科学リテラシー教育の必要性を説き、全米レベルの長期教育計画(Project 2061)
を推進するこの報告書は、私にとって非常に興味深いものでした。先年の「ある
ある大辞典騒動」でもあらわになったように、日本人にも十分な科学リテラシー
を備えていない人は大勢おり、科学教育の重要性は明らかです。すぐに購入して
読みふけり、この本の内容が日本人にとっても非常に有用であることを確信した
のですが、残念なことに日本では、この報告書の内容はおろか、存在自体もほと
んど知られていません。どうしたものかと思案するうちに、sivadさんが「もう
いっそのことScience for All Americansを有志で訳してしまうのがいいような
気がしてきました。*5」と発言され、それに答える形で私が呼び掛け人となって
スタートしたのがこの翻訳プロジェクトです。

【アピール点】
 プロジェクトを立ち上げる際に一番気を使ったのは、誰でも気軽に参加できる
よう、いかに参入障壁を少なくするかというポイントでした。このプロジェクト
は有志の集まりで、よってたかって人海戦術で短期間に翻訳を進めてしまおうと
するものです。つまり、多くの賛同者、参加者を集めることが出来なければあま
り意味がありません。また、プロジェクトは全てウェブ上で行い、成果物も全て
公開する予定でしたので、どういう形でプロジェクトを進めていくかも問題にな
りました。当初はプロジェクトサイトをWikiで制作することも考えたのですが、
Wikiは使ったことが無い人間にとっては取っ付きにくく、それなりに大きな障壁
となります。主な呼びかけ対象が普段私のブログを読んでくれている方や周辺の
ブロガーさんだったこともあり、最終的には普段ブログにコメント、トラックバッ
クしてもらう感覚で気軽に参加できるよう、ブログ形式のサイトを立ち上げるこ
とにしました。「いつもの感覚で気軽に参加できる」ようにするというのが一つ
のポイントでした。
 さらに、文章を100〜200語程度の段落単位で区切って番号を振り、これを翻訳
の最小単位として明示することで、「少しくらいなら協力してもいい」という人
の協力を得やすくするとともに、全体の進捗が一目で分かるようにしました。私
はSEが本業なので、このプロジェクトの進捗を「見える化」し、全体の状況を把
握する方法をまず最初に考え、これと参加しやすさとのバランスを取った時に、
自然とこの形になりました。
 一人一人は小さな力でも、それを集めて巨大な成果を作っていくのがWeb2.0の
醍醐味です。まだプロジェクトを開始して1週間しか経っていませんが、十数人
の方が翻訳に参加して下さり、既に全体の4分の1を翻訳しました。これは私自身
の当初の予想を大きく上回るペースであり、かなりの手ごたえを感じています。
全体的にまだ訳が粗いので、今後推敲していく必要はありますが、おそらく今月
中に全体の翻訳が完了するのではないかと考えています。

【今後の抱負】
 このプロジェクトで翻訳中の「Science For All American」は、最初に述べた
通りアメリカ人のために書かれたものです。また、この本は既に20年も昔の本で
あり、現代の事情を考えると既に陳腐化した部分、的外れな部分もそれなりに存
在します。そういった部分を考慮してもなおこの本には十分すぎるほど価値があ
るのですが、これをそのまま現代の日本人が参考にするというわけにもいきませ
ん。そこで、これは翻訳プロジェクトが完了してからの話になりますが、翻訳版
を叩き台にして「Science For All American」を現代の日本人向けに書き直し、
私家版「すべての日本人のための科学」を作るというのが最終的なゴールになる
と思っています。

*1 http://sfaainjapanese.seesaa.net/
*2 http://www.project2061.org/
*3 http://www.science-for-all.jp/
*4 http://d.hatena.ne.jp/sivad/20070224
*5 http://d.hatena.ne.jp/sivad/20080219#p1
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フォーマルな文章を気合い入れて書くと肩凝るね。
ブログだとその辺結構力抜いて書けるけど、メールだとそうもいかないし。
最近頭が半分死んでるので、何か変なところがあったら遠慮なくツッコミを入れてやって下さい。
posted by 黒影 at 02:04| Comment(0) | TrackBack(2) | SFAA翻訳プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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